腰椎分離すべり症
椎骨の後ろ部分にある上関節突起と下関節突起との間に椎間関節突起間部があります。関節突起間部に負担がかかるとひびが入ったり、骨折を生じることもありますが、
そしてこの症状は腰椎に起こりやすく、腰椎分離症と言います。
腰椎分離症は骨が背長途中にある10歳代に激しいスポーツを行うと生じやすいと言われています。
椎骨は、椎体、椎弓、突起群で構成されていますが、分離症を引き起こすことで椎体や上関節突起と、椎弓や下関節突起とに分かれてしまいます。
特に腰椎では椎体が前方へすべり出してしまい、これを分離すべり症と言います。中年以降の男性に多く見られるようです。
分離すべり症は無症状の場合もありますが、お尻から下肢にかけて痛みやしびれを生じることがよくあります。
分離すべり症を引き起こしてしまうと、これを修復するために骨や線維性組織が新しく形成されることになりますが、これらが関節突起間部の下を通る神経を圧迫し、お尻や下肢に向けて痛みやしびれを引き起こすことになるのです。
腰椎分離すべり症の他に腰椎変性すべり症がありますが、これは高齢の女性に多く見られ、脊柱管が狭窄され、神経が圧迫され、腰部脊柱管狭窄症の症状を引き起こしてしまうようです。